初代 田中 敏
庭師の道を歩んで40余年。私の庭師人生は、京都「宏歸流 京都 庭常」の門を叩いた18の時から始まりました。住み込みで働きながら日本庭園のいろはを学び、庭師の心得を習得。修行の合間に華道や茶道を会得し、あらゆる角度から庭と向き合いました。6年の修行を終えた後は、いい庭をつくりたいという一心で故郷の鹿児島へ帰り、「庭吉」の名を掲げ今日に至ります。私の考える庭づくりとは「視線づくり」。室内から見た庭の佇まいがビシッと決まっていれば、外からみても決まっているものです。手間と愛情を惜しみなく注ぎ、人の心に寄り添う生きた庭を造ってまいります。
- 経歴
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- 1953年 鹿児島で生まれる。
- 18歳で京都の「宏歸流 京都 庭常」に入門。兄弟子とともに、住み込みで働きながら、坪庭、枯山水、茶庭など、日本庭園のいろはを学ぶ。
- 庭づくりの心得とも言える、華道(西阪専慶流)や裏千家茶道を学ぶ。
- 6年間の修行を終え、「庭常」の一文字をもらい「庭吉」の屋号を掲げて独立。ひたすら、いい庭をつくることを目指す。
- 2000年 有限会社 庭吉 設立
- 2011年 第28回 全国都市緑化かごしまフェア 花かごしま2011に出展。金賞受賞。